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仕事

【現職が語る】需要減少?茹で蛙インフラエンジニアにはなるな!


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私は某IT企業にてインフラエンジニア(インフラSE)をしています。

会社の具体的な名前は伏せますが、国内に知らない人はいない大企業です。

現職の私が一番危機感を持っていますが、国内のインフラSEは10年後には淘汰されると思っています。

インフラSEを目指す人は多いと思いますが、新卒で末永く働くつもりであれば私はオススメしません。

今回はその理由、将来性、キャリアパスについてまとめてみました。

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インフラエンジニアとは?

インフラSEとは簡単に言えば、アプリが動くためのシステム基盤を導入、運用するのがお仕事です。

インフラはアプリエンジニアのような華やかさ?はないので、つまらない、きついと感じる人もいます。

OSI参照モデルで言うところのレイヤー1からレイヤー4までが主戦場です。

アプリが動くために必要な、システム基盤環境を導入及び運用するのが仕事です。サーバエンジニア、ネットワークエンジニア、ストレージエンジニアがこれに該当します。

作業範囲

  • ハード(サーバ、NW、ストレージ)
  • OS(Windows、Redhat、Solaris)
  • 各種機能(AD、backup、JOB管理、監視など)

システム基盤と言えども設計する上で色々な要素があり、それを1つ1つ顧客とともに検討し導入を進める必要があるので、お金と時間が沢山必要です。

また「SE」=「プログラムが書ける人」をイメージされる人がいますが、インフラSEは開発は行わないのでプログラムが書けないが大半です。

せいぜい作れてもシェルスクリプトぐらいではないでしょうか?ここに落とし穴があるのです。

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現在のインフラ市場

日本においてクラウド化、特にパブリッククラウド化がどんどん広がっています。

パブリッククラウドが出始めたころは、

AWSは日本メーカーのように手厚いサポートがないから
パブリッククラウドはセキュリティに問題が

という理由で国内メーカーのサーバを買ってもらうか、自社開発のクラウド基盤に誘導するのが主流でした。

しかし、現状のインフラ市場は世界的な企業のパブリッククラウドに蹂躙されており、AmazonのAWS、MicrosoftのAzure、Google のGoogle Cloud Platformが日本での大半シェアを獲得しています。

国内メーカーも対抗馬として自社クラウドサービスを打ち出したり対策を出していますが、巨額投資をしているAmazonやマイクロソフトに到底及びません。

なぜならばAmazonやマイクロソフトが提供するのは、価格が安く導入スピードが早く、毎週のように機能改善がリリースされるクラウドサービスなんですよ?

価格が高く、スピードが遅い日本メーカーに勝つ見込みなんてありません

「セキュリティ、日本メーカーの手厚さ」という合言葉ではもう戦えない状況です。

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未だに国内メーカーのインフラ基盤を使っているユーザーも順々にこれに気付き出し、どんどん世界的な企業のクラウドへの流出していくでしょう。

数年前までは、インフラ市場は国内企業内(富士通、NEC、日立、NTT)とIBM、HPと戦っていればよかったのが、今やライバルはGoogle、Amazon、Microsoftなのです。

会社の経営陣もそれに気づき、勝てる見込みがないインフラ市場から撤退をしくいことでしょう。

国内IT企業はインフラ市場から離れ、別市場へシフトしていくでしょう。(インフラ市場から離れる=インフラSE不要)

 

これからのトレンドは?

システムを導入するにあたりサーバハードを買う時代は完全に終焉し、クラウドがスタンダードとなります。

そして最終的には、サーバを導入するという概念が無くなると思います。これはサーバーレスサービスであるFaaS (Function as a Service)の拡大です。

AWSではサーバーレスアーキテクチャとしてらLambdaがあります。これはサーバーを導入しなくても、コードの実行などが出来るサービスです。

つまりユーザーはハード、OS、MWも気にしなくてもよいのです。(インフラSEの主戦場が崩壊)

現状はまだ色々な制限などがあり、システム内のサーバーを全てFaaSに置き換えることは難しいですがサーバーレス化は加速していくでしょう。

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インフラエンジニアが生き残るには?

サーバーレス、FaaSが拡大するどうなるのか?

答えは単純で、サーバーを導入することでお金を得てきたインフラSEが不要になるということです。

全てのサーバーがFaaS化するのは難しいとは思いますが、dockerによるコンテナ化など大分がサーバーレスに置き換わるでしょう。

もう各システム毎にインフラ(ハード、OS、MW)を長い時間かけて設計して導入運用する時代は終わるのです。各システム担当はアプリのことだけ考えていけば良いのです。

インフラを考えるのは、Amazonやマイクロソフトのようなサーバーレスサービスを提供している一部の世界的大企業だけでいいのです。

既存のインフラSEは現状のホストシステム担当のように、サーバーレス化出来なかったレガシーなシステムの担当として食い繋いでいくくらいではないしょうか?

しかしレガシーシステムは絶対数が少ないので、インフラSEの数も大量に減らされるでしょう

そうなったら、溢れてしまったインフラSEは違うフィールドで活躍するしかありません。

例えばいきなりインフラSEからアプリSEに鞍替えすることを強要されるかもしれません。インフラSEはプログラミングが出来ないのでハードルが高く難しいでしょう。

そのため、いまからインフラ技術と別フィールド(アプリ、データ解析、AIなど)のスキル習得をしていくことが生き残る鍵になると思われます。

 

まとめ

  • インフラエンジニアの未来は暗い
  • 生き残るにはプラスαの知識が必要

如何だったでしょうか?

某メーカーがコーポレイト部署の人員を減らし、溢れた要員に営業職や技術職への異動を要請したニュースがあったかと思います。

AI、RPAなど技術発展で淘汰されるのは人事、総務、経理だけではありません。近い未来インフラSEにも起きることでしょう。

そうならないためにも、現状のインフラ技術以外の戦えるスキル習得が必須になっていくと思います。会社としてもサーバを設計、運用出来るだけのエンジニアなんてもう要らないのです。

これに気付かなかなければ、茹でガエル状態になり「気付いたらクビになっていた」と逃げることすら出来ず、じわじわと死んでいくだけです。

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  • この記事を書いた人

kiyo

2018年から投資が趣味に加わりました。なお華の2018年年始参戦の出川組です。鋼のメンタルを武器に、含み損を取り返し 投資で1億の財産形成を目指します。趣味は投資と子連れ旅行!ブログでこれらを発信してきます。※株について考察を行っていますが、最終的な投資決定はご自身の判断(自己責任)でお願いします。 →詳しいプロフィール

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