初心者向けに、住信 SBI銀行にてドルを購入して、SBI証券にてドル建で米株を購入する手順を解説したいと思います。
海外株、特にアメリカ株は成長性があり、初心者投資家も購入を検討している人は多いのでは?と思います。
ただし、日本株を購入するよりは手間がかかります。そのため、操作がよくわからなくて諦めている人も多少なりいるのではないでしょうか?
私も面倒くさそうという、勝手な思い込みで海外株には手をつけていませんでした。しかしそれは思い込みで、やってみると非常に簡単でしたので、詳細手順を画像つきで解説します。
なぜ海外株を購入するのか?
手順を紹介する前に、なぜ海外の株を購入する必要があるのかをおさらいしていきましょう。
リスクを分散するため
長期的に資産を形成するためには、全世界にリスクを分散する必要があります。日本にいると日本株が買いやすいですが、日本だけに投資している場合、日本が傾いたら一撃でアウトです。
投資の格言として「卵は1つカゴに盛るな」という言葉があります。日本というカゴだけではなく、アメリカというカゴも持ってそれぞれに卵を盛ってリスクに備えるということです。1つのカゴだけに盛っていては、万が一カゴを落としてしまうと卵(資産)が一発で全滅してしまいます。
高いリターンを得るため
日経株価は未だにバブル期の高値を更新出来ていませが、ダウは最高値を更新しています。つまり、日本以上に成長性が高い国に投資をすることで、日本株より高いリターンを得ることが望めます。
手数料が安くなり、買い易くなったから
2019年になってから、各証券会社が足並みを揃えて海外株の購入手数料を引き下げています。以前は、ある程度のまとまった金額で株を購入しなければ手数料が高くつきました。
(少額で海外株を購入すると手数料が高いので損をする)
しかしこの変更に伴い、少額購入の手数料が格段に下げられて、数万円、数千円単位で細かく買えるようになりました。つまり購入するハードルが下がったということです。
私も小遣いから毎月2万を捻出し投資に割り当てています。それほど大きい金額ではありませんので、先述の手数料問題により、毎月の海外株の購入をすることは諦めていました。私にとってはこの変更は非常に魅力的で、自分で毎月海外株を購入するきっかけになりました。
ドルの購入
海外株は円建てでも購入出来ますが、手数料が高くつきます。そのため、先ずは円でドルを購入する必要があります。
先ずはそちらの手順を確認していきましょう。
step
1
住信SBIネット銀行にログインして、預かり金額を確認しましょう。
トップ画面にて「残高・明細」をクリック
step
2
現状の資産を確認しましょう。
「円普通預金」「SBIハイブリッド預金」「外貨普通預金」が表示されます。
ドルを購入する場合、「円普通預金」の資金でドルを購入する必要があります。「SBIハイブリッド預金」ではドルを購入することが出来ないため「SBIハイブリッド預金」の資金を利用したい場合は、該当資金を「円普通預金」に移動させる必要があります。
ハイブリッド預金資産の移動
step
3
資金が確認出来たら、さっそくドルを購入してみましょう。
トップ画面にて「外貨普通預金」をクリック
step
4
画面が遷移するので、そこでドルの「買付」をクリック
step
5
出金口座を「円普通預金」、入金口座を「代表口座ドル普通預金」、注文方法「リアルタイム or 指値etc」、買付金額「ドル指定 or 円指定」「購入金額」
を指定しパスワードを入力して「確認する」をクリック
ポイント
step
6
買付額、レートが表示さるので、最終確認をして「確定する」をクリック
おめでとうございます。これでドル購入は完了です。
海外株の購入
次はSBI証券にドルを入金して、米株を購入してみましょう。
step
1
住信SBIにあるドルをSBI証券に入金してみましょう。
SBI証券にログインし、上メニュー「入出金・振替」⇒左メニュー「外貨入金」をクリック
step
2
入金する外貨「ドル」を選択⇒金額を入力⇒「取引パスワード」を入力して「振替指示確認」をクリックする
step
3
確認画面にて入力項目を確認し「振込指示」をクリック
step
4
住信SBI銀行のログイン画面に移動するので、ログインを実施する
step
5
即時決済画面が表示されるので、各項目を確認し問題がなければ「取引パスワード」を入力し「確定する」をクリックする
これでSBI証券にドルが入金されましたので、海外株を購入しましょう。
step
6
外国株式は専用のページにて購入が出来ます。ホームから右中央のメニューにて「外国株式」をクリックして移動しましょう。
step
7
外国株式のページに移動したら、あとは日本株を購入するのと同様です。外国株式ホームの「銘柄 or ティッカー」にて購入したい株名を入力しか「検索」をクリック
今回は高配当ETFのSPYDを入力。
step
8
SPYDのページにて、「買付」をクリック
step
9
「株数」「価格」「期間」「預り区分」「決済方法」「取引パスワード」を入力、同意にチェックを入れ、最後に「注文確認画面へ」をクリック
「注文確認画面」にて注文内容を確認して、注文を実行して完了です。
おめでとうございます。これで外国株式のオーナーです。
ポイント
●預り区分は「特定預り」を選択
●決済区分は「外貨決済」を選択(円建て購入は手数料が高い)
まとめ
手順を見てきましたが、意外と簡単だと思いませんか?
ステップとしては以下の3STPEだけです。
- 住信SBIでドル購入
- ドルをSBI証券に入金
- 外貨で外国株式購入
確かに日本株よりは購入の手間がかかりますが、慣れてみると外国株式も簡単に購入が可能です。日本株にも魅力的な株がありますが、海外株には更に魅力的な株が盛り沢山です。
外国株式の購入方法を習得して、投資家として新たな選択肢(卵のカゴ)を増やしてみることをオススメします。
今回解説したSBI証券を未だ開設していない人は、先ずは口座開設を検討してみましょう。。開設するだけならば、なんのリスクもありませんので。