リース会社の東京センチュリーの株価がずるずると下がっています。下落の理由はポートフォリオにあります。
東京センチュリーは航空リースが強いため、航空需要低下による懸念により売られています。
今回は東京センチュリーの今後の業績、株の買い時、将来性、倒産確率、掲示板やTwitterでの口コミ、などをまとめ考察してみたいと思います。
基本情報
先ずは、東京センチュリーの基本情報を見ていきましょう!
会社名 | 東京センチュリー |
業種 | リース |
会社概要 | 通信・事務用機器・航空リース、ファイナンスなど |
売上 | 未発表 |
当期利益 | 50,000百円(前年比+1.7%) |
PER | 10.0倍 |
PBR | 0.77倍 |
ROE | 8.74% |
ROA | 0.88% |
自己資本比率 | 10.2% |
現在株価 | 4,075円 |
株主優待 | あり(クオカード) |
配当(利回り) | 143円(3.51 %) |
※2022年4月22日時点
東京センチュリーは国内トップクラスのリース会社です。アメリカの大手リース会社であるCSIリーシングの買収など積極的に事業拡大、グローバル展開をしている特徴があります。
直近は株価が急落しており、PBR、RERを見るてもわかるように格安指標となっています。
業績
東京センチュリーは国内リースオート事業が主要事業です。利益率はスペシャリティ事業と国際事業が牽引していますね。
なおスペシャリティ事業とは航空機、エネルギー、ファイナンスなど多岐に展開してる事業です。
昨年度は減収となりましたが、直近10年を見ると売上を伸ばしていることがわかりますね。
また当期利益についても、同様に右肩上がりにて成長性していることがわかります。
将来性
東京センチュリーの強みは海外事業強いことです。
アジア圏においてはタタグループと業務提供をすることでトップクラスです。
またアメリカの独立系リース会社大手であるCSIを買収したことにより、更なる拡大を進めています。
昨年2021年にはCSI社がノルウェーリース会社を買収することで拡大を続けています。
今後の計画では欧州、アジア圏での買収を進めていくとあります。グローバル事業は収益性が高いかつ、市場が大きいため、このまま順調に買収が成功するのならば、会社の業績の伸びは期待が出来そうです。
東京センチュリーの懸念点としては、スペシャリティ事業です。こちらは航空事業が含まれています。
コロナ影響により正解的に航空需要は下がっており、現在は需要は回復傾向にありますがまだまだ懸念があり状態です。
キャッシュフローと倒産確率
キャッシュフロ-
直近、いくつかのM&Aを実施しており、投資CFが増えています。
リース会社の特徴として営業CFがマイナスになっていますが、これは業種の特徴によるためなので問題ありません。(リコーリースなども同様)
倒産確率
直近において、現金・現金等価物が潤沢にあるため倒産リスクはありません。
株価チャート
2021年に高値9000円を付けましたが、そこから現状は半値まで下落しております。
現状は4000円近辺でサポートラインで反発となっているように見えます。
長期でみる4000円のサポートラインを割るとコロナショック時の3000円まで下落する可能性があります。
配当金
配当利回りは3.47であり、利回りが高まっています。
また配当性向も問題なくまだまだ増配の余地はありあそうです。
ここ直近においても増配を続けています。
株主優待
優待はQUOカードとレンタカーの割引券です。
配当とあわせると利回りは4%となります。
株数 | 優待 | 備考 |
100株以上 | クオカード2000円 | |
1000株以上 | クオカード4000円 | |
3000株以上 | クオカード6000円 | |
100株以上 | ニッポンレンタカー3000円分割引 |
Twitter、掲示板の反応、口コミ
安値になっている、底打ちしている、買いであるとのポジティブな意見が多いように見受けられます。
まとめ
- 業績は好調
- 収益性も伸びている
- M&Aによる売上拡大
- 総利回り4%
業績がよく、将来的にもまだまだの成長する可能性もあり魅力的な銘柄だと思います。
グローバル展開が成功すれば、今後も継続的に増配となると思いますので、それに期待し長期保有目的で買いたいと思います。