レンタカーを利用する際に、多くの人が保険に加入すると思います。
保険に加入していると、万が一に物損事故などで車体にキズをつけた際に、安心出来ますよね?しかし、保険に加入していたとしても、事故後正しい手続きをしなければ、保険が適応されず、大金を払うことになります。
特に気づかぬうちについたキズは注意です!今回はその対処方法を解説したいと思います。
レンタカーで加入する保険
レンタカーで加入出来る保険は、大きく3つあります。
種別 | 基本補償 | +免責補償制度(CDW) | +ノンオペレーションチャージ(NOC) |
加入 | 強制(無料) | 任意(有料) | 任意(有料) |
対物補償 | 〇(免責有) | 〇(免責無) | 〇(免責無) |
対人補償 | 〇(免責有) | 〇(免責無) | 〇(免責無) |
車両補償 | 〇(免責有) | 〇(免責無) | 〇(免責無) |
NOC | × | × | 〇 |
基本補償とは、レンタカーを利用すれば有無を言わさずついてくる保険です。補償はあるのですが、事故が発生した際は、免責としてある程度お金を負担する必要があります。(各レンタカー会社によってバラバラですが平均5万円)
続いて免責補償制度(CDW)です。これはオプションとして有料で加入する保険であり、加入しているおくと名前の通り先述した免責を払う必要がなくなります。
最後にノンオペレーションチャージ(NOC)です。
免責補償さえ入っていれば、事故が発生しても大丈夫でしょ?と思われるかもしれません。しかし、十分ではないのです。事故が発生し車が破損した場合、レンタカー会社はレンタカーを修理に出します。
もしその修理が5日かかるとしたら、レンタカー会社は5日そのレンタカーを使って稼ぐことが出来ないということなり、その分で稼げた分を請求されてしまします。これをノンオペレーションチャージといい平均2万~5万請求されます。それを免除するのがこの保険です。
整理すると、事故が発生した際に免責補償、NOCともに加入をしていなければ、お金をレンタカー会社へ払う義務が発生するということです。
各保険の詳細は以下サイトが参考になります。
たびらい 各レンタカー会社の保険一覧
レンタカー事故の対処方法
それでは具体的に、駐車場にて車に小さな傷をつけた場合を例にとってみていきましょう。
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1レンタカー会社に連絡
ポイント
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2保険会社に連絡
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3警察に連絡
ポイント
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4保険会社、レンタカー会社に連絡
なおレンタカーは事故が発生した場合、その時点で契約が満期となり解約されます。そのため、継続で利用する場合は再契約が必要となりますので注意が必要です。
例:
4日レンタル/1日あたり1万 合計4万
レンタル2日目に事故が発生⇒残りが2日あるため2日分を再契約⇒合計6万(4+2万)の出費
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5車を返却する
まとめ
私も先日レンタカーで傷をつけてしまったのですが、その際に返却時にレンタカー会社に説明すればいいやっと思っていました。
しかし、不意に不安になり、レンタカー会社からもらった契約書の確認や、ネットでの事例を調べてみたところ、そうではないことに気づけ、大金を払わずに済みました。
みなさんも、保険に入っているからと安心はせず、また他人に被害が発生しないような小さな事故であっても、必ず各所へ連絡をするようにしましょう。
- レンタカーに乗る際は、保険に加入しよう(免責補償、NOC)
- レンタカーと締結した契約の条件は把握しよう
- 事故が発生したら、契約がリセットされるので再契約が必要になる
- 事故を起こした場所が不明な場合は、保険が適用されない可能性がある(警察が調書を書けないから)
- 小さな傷が出来た程度の対物事故であっても、発見したら即時に連絡しよう(警察、レンタカー会社、保険会社)
レンタカーを借りて家族で楽しく休日を過ごしているのであれば、尚の更です!保険が適用されず大金を払って、楽しい雰囲気がぶち壊しになりますので…