つみたてnisaなどで非常に人気があるeMAXIS Sliemシリーズですが
2019/3/1にとうとう
三菱UFJ子国際投信から直販
（愛称 mattoco)にて購入できるようになりました
mattocoはeMAXIS Slimeシリーズ以外にも
扱いがあるようなので、
サービスの特色も踏まえ
メリットなどを解説、評価していきたいと思います
mattoco概要
mattocoとは？
三菱UFJ国際UFJ国際投信の
投資信託の直接販売サービスです
過去5年で公募投信（窓口）残高は
横ばいだったようですが
ネットでの投資信託は
6約倍に増えたことを受けて
自社でのサービス開設に踏みきったと
松田社長がインタビューに答えていました
つまりネット銀行（SBI,楽天etc)が
つみたてNISAの制度も相成って
投信市場のシェアを拡大しているので
その対抗馬として、
新規ユーザ獲得用のサービスとして
mattocoのサービス開始をしたようですね
また、mattocoでは
教育資金は「貯蓄」「学資保険」で作るのが
今までは一般的であったが、教育資金は投資で作るという
「学資投資」という概念を提唱しています
これにより投信人口が増え
市場が活性化し、株価が上がること
期待しています（笑）
取扱商品、運用コスト
mattocoにて取り扱っているのは
業界最低水準の運用コストを目指している
「eMAXIS Slimシリーズ」11商品
バランスファンドである
「eMAXIS最適化バランス」5商品
mattoco専用のアクティブファンドである
「これぞ、日本株」
となっています
直接販売なので
他の証券会社から買うより
運用コスト（信託報酬）が安いのかな？
と期待していたのですが、
コストは変わらないようです
つまりコスト面でのメリットは無いというとになります
| ファンド | 信託報酬 | 積立nisa対象 |
| eMAXIS Slim 国内株式（日経平均) | 0.16740% | 〇 |
| eMAXIS Slim 国内株式（TOPIX) | 0.16740% | 〇 |
| eMAXIS Slim 全世界株式（オールカントリー) | 0.15336% | 〇 |
| eMAXIS Slim 全世界株式（除く日本) | 0.15336% | 〇 |
| eMAXIS Slim 全世界株式（3地域均等型) | 0.15336% | 〇 |
| eMAXIS Slim 先進国株式 | 0.11772% | 〇 |
| eMAXIS Slim 全米株式（S＆P500) | 0.17280％ | 〇 |
| eMAXIS Slim 新興国株式 | 0.20421% | 〇 |
| eMAXIS Slim 国内債券 | 0.15012％ | × |
| eMAXIS Slim 先進国債券 | 0.18360％ | × |
| eMAXIS Slim バランス（8資産均等型） | 0.17172％ | 〇 |
| eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー) | 0.54000％ | 〇 |
| eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー) | 0.54000％ | 〇 |
| eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー) | 0.54000％ | 〇 |
| eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード) | 0.54000％ | 〇 |
| eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー) | 0.54000％ | 〇 |
| これぞ、日本株 | 1.296％ | × |
なおつみたてnisa対象では無い
ファンドもありますので
注意が必要です
また唯一のアクティブファンドである
「これぞ、日本株」ですが
まだまだ能力は未知数です
一時の「ひふみ」のように
もしかしたら猛威を振るうかもしれませんので
期待で買ってみるのは良いかもしれません
ただし、過去の実績から
数十年の長期投資観点では
8,9割のアクティブファンドは
指数（インデックス）に勝てないと
いわれているため
この事実を認識した上で購入すべきです
最低購入金額
最低購入金額は月5000円に設定されています
楽天証券では100円から購入でき
頻度も毎月、毎日から選択出来るので
利便性、始め易さは
楽天に軍配が上がりますね
商品選定の流れ
初心者投資家を通じて
ユーザ拡大が本サービスの目的であるため
HP上でも、投資に詳しくない
新規ユーザに向けた
分かりやすい情報発信がなされています
具体的には
目標金額を選ぶだけで
毎月必要な積み立て金額と
おすすめ投信商品を選んでくれます！
目的選択画面には
「英語をマスターする」
「悠々自適な老後」
など具体性がある
複数の目的が選べるようになっており
投資に対する目標のイメージ化、
再整理が出来
ユーザが長期投資を続けやすくするための
工夫がなされていますね
サンプルとして
「子供に安定した大学生活を送らせる」を選んでみましょう
その他設定
目標金額：750万
つみたて期間：10年
条件を設定すると
必要な金額が出てきます
今回の条件だと「6.3万」になりました
続いて提案された
投資信託の商品が表示されます
ここで表示された複数の商品から
ユーザは選択するのわけですが
やはり初心者は
どれがいいのか？
どれぐらいのリスクがるのか？
の判断が難しいと思います
それを把握するには
ある程度の知識が必要となり
投資をする上でのハードルの一つでは？
と思います
しかしこのmattocoでは
各商品毎のリスクを簡単に把握できます
例えば、今回の条件で
システムから提案された
「eMAXIS Slim 新興国」ですが
目標金額を大いに超えて
たくさん儲かる可能性もあれば
目標金額に全然届かない可能性も一目瞭然です
「eMAXIS 最適化マイディフェンス」では
儲ける可能性の幅は少ないが
損するリスクの幅も少ないということが
視覚的にわかりますね
まとめ
- mattoco直販購入と他証券から購入で運用コストは同じ（ディスカウントなし）
- 購入は月5000円から
- アクティブファンドの「これぞ、日本株」の成長に注目
- つみたてNISAでないファンドもあり
- 初心者が投資を開始しやすい
初心者にスコープをあわせて
わかりやすい、投資を始め易い
ページ構成になっており
ユーザを取り込む環境作りは整っているかと思いますが
知識の無い、初心者以外については
コストや利便性に目が行ってしまうため
対抗馬の楽天証券と比べてしまうと
メリットが少ないと感じてしまいます
楽天証券では購入すると
楽天ポイントも貰えるし（直販より実質コストが安い）
つみたて単位も詳細に少額で開始できますし…
現段階では、楽天証券をおすすめします
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直販なのだから、特にコストについては
差別化をして、下げる努力をして欲しいなと思いますし、期待もしています
