丸紅の子会社である、アルテリア・ネットワークスの株価がずるずると下がり続けています。
今回はアルテリアの今後の業績、株の買い時、将来性、倒産確率、今後も配当が続くのか?掲示板やTwitterでの口コミ、などをまとめ考察してみたいと思います。
基本情報
先ずは、アルテリア・ネットワークスの基本情報を見ていきましょう!
会社名 | アルテリア・ネットワークス |
業種 | 情報通信 |
会社概要 | ネットワークスサービス、インターネット回線など |
売上 | 54,519百万円(前年比+2.2%) |
当期利益 | 5,800百円(前年比+4.8%) |
PER | 11.3倍 |
PBR | 2.65倍 |
ROE | 24.98% |
ROA | 6.13% |
自己資本比率 | 26.3% |
現在株価 | 1,314円 |
株主優待 | なし |
配当(利回り) | 58円(4.41%) |
※2022年4月1日時点
アルトリアは丸紅系の通信会社で、全国規模の自社光ファイバー基幹ネットワークを持っており、個人向け、法人向けなどにインターネット環境を提供しています。
株価が下がってきて、高配当になったきた点も魅力的ですが、我が家もアルテリアの回線を利用していますので、その点でも注目していた銘柄です。
業績
売上、利益ともに右肩上がりとなっています。急成長とは言えませんが、順調に成長していることがわかりますね。
KDDIなどの通信会社は利益率が高いことで有名ですが、アルテリアも同様です。
当期利益率が10%を超えており、ビジネスモデルとしても優良な会社と言えるでしょう。
将来性
順調に成長はしていますが、内訳を確認してみましょう。
アルテリアのビジネスはストックビジネスです。ユーザが増えれば増えるほど定期的には入ってくる売り上が多くなります。
マンションインターネット、ネットワークス、インターネット事業がありますが、いずれも順調にユーザ、顧客を増やしており、順調にストックビジネスが拡大しているといえます。
ストックビジネスは順調ですが、成長はいつかは鈍化するでしょう。
その対策としては、アルテリアが掲げているのはサービスプラットフォームを構築し、提供することです。
自社光ファイバー基幹ネットワークを持っていることが、アルテリアの強みです。これを生かして様々なインターネットサービスを提供していくという戦略のようです。
直近においてはコネクティクスというサービスを提供しました。本サービス以外にも、様々なサービスを今後も開発し、提供していく模様です。
このサービスプラットフォーム構築が更なる成長のカギとなりそうですね。
キャッシュフローと倒産確率
キャッシュフロ-
売り上が右肩上がりとなっていますので、営業CFも伸びています。
投資CFの比率が高いですが、これはサービスプラットフォーム事業の強化のためであり、会社として投資にも積極的であることがわかりますね。
倒産確率
直近において、現金・現金等価物が潤沢にあるため倒産リスクはありません。
株価チャート
コロナショック後の下落から順調に回復していましたが、2000円付近からピークアウトし下落が続いています。
アルテリアは2018年12月に上場しました。(公募価格は1250円)
直近の株価と比較すると、その公募価格に戻ってきていますね…。安値圏に感じてしまいますが、今は落ちるナイフ状態であるため、まだまだ買うには早いかなと思います。
配当金
配当利回り4%超えとなっており、高配当化しています。
配当性向は高めですが、事業が着実に右肩上がりであることから、増配する可能性もあると思います。
株主優待
優待制度はなし。
Twitter、掲示板の反応、口コミ
まだまだ下落すると予想している人が多く、ネガティブな意見が多いように見えました。。
まとめ
- 売上、利益は安定
- 高配当株
- 利益率が高い
- 下げトレンド中
事業としては地味ではありますが、高配当であり、利益率も高く、順調に業績も成長しているため、魅力的な銘柄だと思っています。
しかし、今は落ちるナイフであるため、個人的には「株価が下げ止まる」 or 「配当利回りが5%以上」となったら、少しずつ購入を検討していきたいと思います。