コロナの巣ごもり需要にて2021年3月度の決算は家電量販店銘柄は絶好調でした。
しかし、3月末の権利落ちから下落が止まりません。
その中でもエディオンは配当利回り及び優待利回りを合計するとなんと7%強になっています。
数値だけ見れば魅力的な値ですが、そんな高利回りのエディオンの今後の業績、株の買い時、将来性、倒産確率、掲示板やTwitterでの口コミ、などをまとめ考察してみたいと思います。
基本情報
先ずは、エディオンの基本情報を見ていきましょう!
会社名 | エディオン |
業種 | 小売り |
会社概要 | 家電量販店 |
売上 | 755,000百万円(前年比-1.7%) |
当期利益 | 14,200百円(前年比-14.6%) |
PER | 8.0倍 |
PBR | 0.59倍 |
ROE | 8.89% |
ROA | 4.52% |
自己資本比率 | 50.2% |
現在株価 | 1,062円 |
株主優待 | あり(自社店舗、サイトで利用可能な商品券 |
配当(利回り) | 44~46円(4.14 %) |
※2021年6月12日時点
コロナによる巣ごもり需要需要による好決算から、権利日落ちによりかb株価は大きく下がっており、利回りが4%となっています。
またPER,PBRを見てもも株価が格安指標を示してることがわかりますね。
株価と見る、時系列
それではエディオンの直近の株価の推移を見ていきましょう。
2009年
2009年3月度の決算にて、当期利益が135億円もの赤字。
2008年末 株価:440円(前年比-63.8%)
2013年
地デジへの切り替え需要減少に伴い、売り上がげが低下。
2013年3月度の決算にて、当期利益が26億円もの赤字。
2012年末 株価:381円(前年比-39.3%)
2020年3月~
コロナショックにて株価は一時780円になるが、以降は1000~1300円のレンジで推移
業績
次にセグメント別の業績を確認していきましょう。
エディオンは家電量販店以外にも教育事業、リフォーム事業などがありますが、家電量販店以外の事業は全体比としてはとても規模が小さいため、決算において売り上が割愛されています。
つまり、家電量販店事業の1本で会社を支えているということですね。
業績としては、2013年に赤字に陥ってからは。売上、利益ともに右肩上がりとなっています。
特に昨年度はコロナの巣ごもり需要により、売上、営業利益ともに最高益となっています。
利益率は非常に低く、薄利多売の状態であることがわかります。
4半期で業績を見ると、2Qに売上、利益が集中していることがわかります。推測するに、夏のボーナス需要によるもの思われます。
将来性
セグメントの改善が急務
薄利多売の家電量販店事業では、店舗を増やせば売上は伸びますが、利益の伸びは難しい状況です。
そのため、ヤマダ電機にような事業の多角化が必要となってきます。
会社の中長期戦略では、リフォーム事業と教育事業(英会話、サッカー、プログラミングなど)を伸ばしていくという方針を打ちだしています。
正にライバルでるヤマダ電機に追従する方ですが、ヤマダ電機自体も家電量販店事業以外は苦戦しており、中長期目標がしっかりと達成できるのか不安視しています。
キャッシュフローと倒産確率
キャッシュフロ-
直近5年間においては、稼ぐ地である営業CF及びフリーCFも右肩上がりとなっています。
倒産確率
現状、現金資金は潤沢にあり、まだまだ会社が潰れる心配はありません。
株価チャート
優待利回りが高く投資家から人気のため、優待の権利日に向けて株価は上昇し、その後大きく下落する傾向にあります。
直近の権利日であった2021年3月末以降は同様に大きく下落が続いています。
ここ2年を週足チャートで見ると、1000円前後にて反発があることから、個人的には現状面白い位置にいると考えています。
配当金
配当は44円(予想)となっており、昨年度からは減配となります。
昨年度は、コロナの巣ごもり特需により、業績が良かったため例外と考えた方がよいでしょう。
減配であっても、配当利回りは4%以上となっており、非常に魅力的な値です。
株主優待
株数に応じて自社で利用可能なギフトカードがもらえます。
中でも100株保有が一番利回りが高く、2.8%もあります。
また1年以上の長期保持で、更に1000円分のギフトカードがもらえますので、配当と合わせると驚異の総合利回り8%超えとなります。
Twitter、掲示板の反応、口コミ
ネットでの口コミを確認しましたが、配当利回り、優待利回りが共に魅力的であり、格安であるとの意見とアフターコロナにおいて減収減益が見込まれるため、下げ止まるまで買い時ではないとの声がありました。
まとめ
- 総合利回りが8%
- 家電量販店事業は薄利多売
- その他事業は育っていない
- コロナの特需が終息により、減収減益懸念
我が家では優待クロスにて、2021年3月度も15000円分のギフトカードをゲットしています。
毎年のようにエディオンは取得しているため、更なる利回り強化のため、優待の長期保有特典を享受したいので、下げ止まりを監視し、現物で先ずは100株購入する機会を伺いたいと思います。
ただし、数十年単位での超長期保持は利益率の低さ、今後の成長性の低さから、積極的にはする銘柄では無いと思います。そのため、NISA口座での購入はオススメしません。
管理の結論:下げ止まりをを待ってから、長期保有目的で100株だけ購入したい。