ふるさと納税と株主優待ですが、どちらも有効的に使えばお得に商品が得られる制度です。(※株主優待は購入した株が下がるというデメリットがありますが、ふるさと納税は殆どメリットしかありません。)
やっている人も年々増えていますが、商品がお得にもらえるため、ここぞとばかり高級品や嗜好品を選んでいる家庭も多いのではないでしょうか?
近年老後資金が足りないなど問題になっていますが、資産を形成するという観点では高級品や嗜好品ではなく、生活必需品をこれらの制度でゲットするのが良いと思っています。
今回のその理由とその観点で個人的におすすめする、ふるさと納税先、株主優待を紹介したいと思います。
資産形成のために生活必需品を貰おう
ふるさと納税の返礼品には、高級いくら、A5和牛など誘惑がいっぱいです。これらは嗜好品に該当します。
嗜好品は生活に必須なものではありません。生活の幸福度を上がるかもしれませんが、これをゲットしたからと言って、生活コストはあまり下がらないです。
地味ではありますが、日々の生活で利用している生活必需品をゲットするとどうなるでしょうか?
日々の生活で利用している=毛状的にコストを払っている
です。
つまり、生活必需品を貰うことで家計の支出を抑えることが出来、余剰金が生まれるのです。余剰金があれば、それをもとに投資や他の支出に充てることが出来ますね!
いくら支出が減る?
生活必需品を貰った場合、どれだけの費用が削減出来るのか、そして資産形成にどれだけ効果があるのか具体的にみていきましょう。
ふるさと納税の返礼品には数キロの肉セットがよくあります。なかでも2019年10月時点では、宮崎県都城市では3.7kgの豚肉セットが15000円で凄いボリュームでコスパを高いです。
例えばこのお得な自治体にふるさと納税を45000円分を納めるとします。そうすると肉が11.1kgも届くわけです。凄い量ですね。
仮にひと月で2kg消費するとしても、5カ月もちます。5か月間、肉を購入する必要がないと置き換えると捉えるとどうでしょうか?
毎月スーパーマーケットで2500円分肉を購入しているのであれば、その分がまるまる浮きます。
たかが2500円の削減でしょ?と思われるかもしれませんが、夫婦でそれぞれふるさと納税を行い、肉代がかからない生活が30年続いたらどうなるでしょうか?
3000円×12カ月×30年 =108万円
結構なインパクトですね。ふるさと納税に加えて、株主優待でも同様に生活必需品を賄い、毎月千円の支出削減になったら?どうでしょうか?
1000円×12カ月×30年 =36万円
ふるさと納税とあわせたら、146万にもなります。
さらにこれを資産運用したらどうなるでしょうか?(毎月4000円を30年、利回りが5%で運用)
なんと332万ですよ。塵も積もれば山となる。結構な金額ですね。
たかが月4千円でこの威力です。複利5%のパワーは侮れませんね。
つまり、ふるさと納税、株主優待をうまく利用すれば、少額ではありますが投資資金(種銭)が作れ、それを長期的に投資運用することにより充分な利益を生み出しくれるのです。
あわせて読みたい
ふるさと納税、株主優待で何を取ればよいのか?
先ほどは肉を例にとまりましたが、他にはどんな商品が生活コストを下げるには効果的でしょうか?具体的に見ていきましょう。
食料品
やはり一番ベタなのが食料品ですね。ふるさと納税では肉やお米などのを返礼品として指定している自治体かなり多いので選り取り見取りで選び易いのが魅力ですね。
2019年10月時点では、先ほども例に挙げた宮崎県都城市のふるさと納税が良さそうですね。豚以外にも、牛、鶏肉もあるので、それらを組み合わせて納税すれば、飽きることなくいろいろな肉が楽しめそうです。
株主優待であれば、オススメは肉のハナマサを運営しているジャパンミートの優待が最強です。100株所有しているだけで大量の肉爆弾がゲットできますよ!
生活雑貨(洗剤、調味料など)
食料品以外では地味ではありますがトイレットペーパー、洗剤、調味料、ジャムなどの優待が貰える会社もあります。我が家ではそれらがコスト削減に一躍買ってます。
オススメはトラスコ中山です。カタログギフトから商品を選ぶ方式ですが、食器洗剤、トイレットペーパー、食品などの利便性が良い商品が豊富にあります。
外食
子供との外食する際は近くにあるバーミヤン、ジョナサンに行くことが多く、それらをすかいらーく優待で賄っています。3人家族で外食となると1回3千円。出費としては馬鹿になりません…
ホテル
家族旅行や定期的な用事などで遠地に行く場合は、ホテルの費用も生活コストに大きく影響があると思います。サムティという会社が、300株所有でホテルの宿泊がタダになります。
ホテルの割引券などを優待でくれる会社は多いのですが、無料宿泊券をくれるサムティは断トツおすすめです。
なおレオパレスも100株所有でグアムのリゾートホテル宿泊券がもらえます。不正施工問題などにより業績が思わしくないので長期での株所有はあまりおすすめはしませんが…。
あわせて読みたい
会社 | 株価 | 優待品 |
ジャパンミート | 2188円 | ・100株 国産ムネ肉 2kg 豚ばら肉薄切 340g 豚ばら切落し 340g |
トラスコ中山 | 2542円 | ・100株 カタログから5000円相当の商品をチョイス。 (洗剤、トイレットペーパーなど幅広く取り揃えあり) |
オリックス | 1639.5円 | ・100株 カタログから3000円相当の商品をチョイス。 (食品の取り扱いが豊富) |
すかいらーく | 1908円 | ・100株 すかいらーくグループで利用可能な食事券6000円分 |
サムティ | 1990円 | ・300株 自社ホテルの宿泊券2枚 |
※株価は2019年10月12時点
まとめ
- ふるさと納税と株主優待はコスト削減ツールとして有効
- 投資資金を捻出するにも有効
- 支出を削減したら、余った費用で更に投資、株主優待をゲットしよう
- 資産を築くため、継続的に生活コスト削減に取り組もう
資産を築くためには、収入を上げる方法と、支出を下げる方法があります。収入を上げることは、なかなか思い通りになりませんが、支出を下げることは行動すれば誰でもできます。
面倒くさい、セコイ、貧乏くさいなど思わず、ふるさと納税、株主優待を有効活用し、しっかりと老後に向けて資金を形成するのが大切だと思います。
共働きであれば、ふるさと納税の効果も2倍です。しっかりとこの恩恵を受けて、生活が少しでも豊かになるように、まだ実施していない人は行動をしてみてください。