タイヤの世界シェアNo1のブリヂストンの株価が急落しています。ロシア、ウクライナ戦争による影響です。
今回はブリヂストンの今後の業績、株の買い時、将来性、倒産確率、今後も配当が続くのか?、ウクライナ問題の影響は?掲示板やTwitterでの口コミ、などをまとめ考察してみたいと思います。
基本情報
先ずは、ブリヂストンの基本情報を見ていきましょう!
会社名 | ブリヂストン |
業種 | ゴム |
会社概要 | タイヤ、自転車、スポーツ要員など |
売上 | 3,650,000百万円(前年比+12.4%) |
当期利益 | 280,000百円(前年比-28.9%) |
PER | 11.6倍 |
PBR | 1.24倍 |
ROE | 16.49% |
ROA | 8.99% |
自己資本比率 | 57.5% |
現在株価 | 4,649円 |
株主優待 | なし |
配当(利回り) | 170円(3.66%) |
※2022年3月28日時点
ブリヂストンといえばタイヤメーカーとして世界シェアNo1の会社です。
シェアがあるということは、売上、業績が安定しているということです。また配当利回りも3%~4%であり、配当株としても魅力的ですね。
管理人はコロナショック時に3000円を割った際に狙っていた銘柄だったのですが、結局買えなかったので、ずっと監視を続けていました。
業績
ブリヂストンはグローバル企業です。売上も海外比率が高く、アメリカ、欧米、アジアで広く事業を実施しています。
売上、利益は伸び悩み状態だり、横ばいが続いています。
また直近においては、ウクライナ問題により、ロシアの工場を停止、販売中止を発表しています。
ブリヂストンはロシアに大きな拠点を持っており、この対応による影響がどれほどになるのかは発表はされていません。
影響については5月の第一四半期決算にて発表されると思っています。
将来性
ブリヂストンといえばタイヤのイメージが強いですが、今までいろいろな事業をしてきています。
土木材、ユニットバスなども事業展開していたことには驚きです。
事業を多角化し、収益性、将来性があれば主事業とするのが、ブリヂストンの戦略のようです。
タイヤのビジネスも更なる特化を進めており、EV自動車用としてENLITEN(エンライトン)事業を推進しています。
これはEV自動車に環境性能、運動性能を両立するプレミアムなタイヤとして開発させており、Volkswagenなどにも採用されています。
今後、EV自動車の需要は拡大が予想されることから、この商品により確固たるシェアを拡大、売上確保をしていく方針のようです。
また乗用車だけではなく、小型トラック、トラックバスに拡大していく計画とのことです。
タイヤや自転車などの製造事業以外に力を入れている事業として、ソリューション事業があります。
トラックや飛行機などにはタイヤが使われており、消耗品が激しいパーツとなっています。
今まで培ったノウハウをAzureなどのクラウド環境にデータを収集することで、最適な交換時期、運行管理、在庫管理ができるシステムを提供するソリューションです。簡単に言うとIoTを生かした事業です。
このソリューションは運輸事業以外にも鉱山ソリューション、農機ソリューションなど様々な事業、業種に特化したサービスを提供しており、拡大していく戦略のようです。
キャッシュフローと倒産確率
キャッシュフロ-
営業CFは比較的案しておりますが、直近はコロナの影響により落ち込んでいます。
倒産確率
直近において、現金・現金等価物が潤沢にあるため倒産リスクはありません。
株価チャート
コロナショック後の下落から順調に回復し、株価は5000円代で遷移していましたが、ウクライナ問題により大幅に株価が下落しました。
しかし、現状は反転し株価が上昇してきています。
短期に下落はしましたが、長期目線で見るとまだまだ安値圏ではないので、焦って買う必要はないと思います。
配当金
配当利回りは約4%となっています。
配当は比較的に安定しており、配当性向をみてもまだまだ増配の余地はありそうに見えます。
株主優待
優待制度はなし。
Twitter、掲示板の反応、口コミ
ウクライナ問題により、タイヤの原材料である原油の価格が上がっていること、ロシアで稼働している工場の影響が不透明であることから、様子見をしている人が多いように見えました。
まとめ
- 売上、利益は安定
- 世界シェアNo1
- 株価は安値圏ではない
- 配当は高め、増配余地あり
コロナショック後にずっと狙っており、まだ購入出来ていない銘柄なので、配当が4%を超えたら狙っていきたい思っています。
現状は様々なリスク(ロシア工場停止、原油高)を抱えているため、5月の決算発表にてガツンと下がるのであれば、そこが買い場になるのでは?と考えています。
ブリヂストンに限らず、大手は資産が潤沢にあります。また多くの市場シェアを握っている会社は、倒産する可能性は低いので、悲観的なニュース、発表により株価が下がったら積極的に買い進めたいと思います。