作業服メーカーから、安価でカジュアルなアウトドア服に路線変更をしたことにより、大幅に売り上げを伸ばしたワークマンですが、株価は一時1万円を超えましたが、そこからピークアウトをして下げトレンドとなっています。
どこまで株価は下がるのでしょうか?そんなワークマンの今後の業績、株の買い時、将来性、倒産確率、掲示板やTwitterでの口コミ、などをまとめ考察してみたいと思います。
基本情報
先ずは、ワークマンの基本情報を見ていきましょう!
会社名 | ワークマン |
業種 | 作業用衣料 |
会社概要 | 作業服、ユニフォーム、カジュアル |
売上 | 114,445百万円(前年比+8.2%) |
当期利益 | 18,155百円(前年比+6.6%) |
PER | 27.4倍 |
PBR | 5.56倍 |
ROE | 20.27% |
ROA | 16.20% |
自己資本比率 | 41.17% |
現在株価 | 6,100円 |
株主優待 | なし |
配当(利回り) | 64円(1.02 %) |
※2021年10月08日時点
ワークマンはカジュアル服のワークマンプラスが非常に好調ですね。
数年前までは作業服のイメージしかなかったのですが、路線変更が功を奏しました。
業績
業績はワークマンプラスの成功もあり、順調に右肩上がりです。
売り上げ、利益、EPS共に成長している、良い企業です。コロナ禍の影響も全然受けていません。
事業としては服事業だけですが、利益率が高いプライベートブランドの割合が高いですね。
ブランドが多数あり、スポーツ向け、アウトドア向けなど用途ごとに分けているのが、ヒットに繋がっていると思います。
将来性
店舗は916店舗ありますが、殆どがフランチャイズです。つまり会社としてはフランチャイズ店からロイヤリティを貰って稼ぐのがメインということです。
稼ぎ頭である人気のカジュアル路線店舗であるワークマンプラスは、店舗はまだ作業服用店舗のワークマンの半分以下です。
まだまだ拡大の余地はありそうですが、全国に店舗が出店した後は成長が鈍化することが考えられます。
新たなヒット商品の創出、客単価の向上、需要拡大などを目指すことが長期的に成長するためのポイントとなりそうです。
その新たな戦略として、昨年度ワークマン女子を開店しました。女性向け特化型の店舗です。
ワークマン=ださい=男しか買わないを払拭するための戦略かと思います。
女子客を獲得できれば、売り上げがアップとなり、更なる成長が見込めるので、直近においてはこちらの売り上がどのように業績に寄与してくてくるのかが注目です。
キャッシュフローと倒産確率
キャッシュフロ-
ワークマンプラスが好調により、営業CFが右肩上がりです。
倒産確率
キャッシュリッチであり、直近においては倒産リスクはありません。
株価チャート
2018年に初めてワークマンプラスが出店されました。
そこから投資家に注目され、株価は大きな上昇トレンドとなり、一時は1万円をこえてました。
現状はそこからピークアウトをして、じわじわと下がってきています。
2018年から急に上昇し過ぎたため、ところどころ反発がありますが、下がる一方です。
短期目線で参入している投資家が多いと思います。じわじわと下がるこの展開はまだまだ続くと思います。
サポートラインが見えてないため、まだまだ買うべき銘柄ではありません。
配当金
業績が好調であるため配当も順調に増えていますが、利回りはそれほど高くないため、キャピタルゲイン狙いの株ですね。
株主優待
なし
Twitter、掲示板の反応、口コミ
意見は分かれていましたが、大半の人がまだまだ高値である、まだまだ下がると思っているように見受けられました。
まとめ
- ワークマンプラスが好調
- 綺麗な右肩上がりで増収増益
- 株価はピークアウ
- 下げトレンド継続中
ピークアウトの価格を見ると、大幅に安くなっているように見えますが、下げトレンドは止まっていません。
「落ちるナイフは掴むな」の投資格言をしっかりと守り、買い急ぐことなく、しっかりとトレンド展開を待って購入することをお勧めします。
結論:現状は買い場ではないと思っています。個人的には、4000円ぐらいまでには落ちると推測。