株価市場が全体的に落ち込み、特にマザーズ市場が大幅な下落により、それに引きずられる形でI-ne(アイエヌイー)の株価が急落しています。
今回はI-neの今後の業績、株の買い時、将来性、倒産確率、掲示板やTwitterでの口コミ、などをまとめ考察してみたいと思います。
基本情報
先ずは、I-neの基本情報を見ていきましょう!
会社名 | I-ne |
業種 | 化学 |
会社概要 | 美容関連製品メーカー |
売上 | 28,000百万円(前年比+19.8%) |
当期利益 | 1,050百円(前年比+16.0%) |
PER | 22.8倍 |
PBR | 2.86倍 |
ROE | 20.90% |
ROA | 8.01% |
自己資本比率 | 52.7% |
現在株価 | 2,749円 |
株主優待 | なし |
配当(利回り) | 0円(0%) |
※2022年2月3日時点
I-neは美容系メーカーとして人気商品を開発しています。
特にシャンプー「BOTANIST」、ドライヤー「SALONIA」有名ですね。配当も優待もなく、グロース株として株価上昇を狙うような銘柄です。
他のグロース株と比べると比較して的にPBRが低くく3倍以下となっています。
業績
セグメント構成としては、日本事業が売上の大半を占めています。利益率も10%以上と収益性はかなり高いです。
海外事業は比率は低いですが、まだまだ伸びしろはありそうです。
通期業績を見ると、売上、利益ともに右肩上がりとなっています。
2022年度も過去最高益となり、EPSも順調に上がっており、会社として順調に成長していることがわかりますね。
将来性
I-neはヒット商品をいくつも世に出しているメーカーです。
一番有名なのはBOTANISTですが、近年はリラクゼーションドリンクとして「CHILL OUT」が伸びています。(栄養ドリンクランキング上位)
てっきりコカ・コーラの自動販売機にあるので、コカ・コーラが開発した飲み物かと思いますが、I-neが開発した商品なのです。
栄養ドリンクは利益が非常に高い特徴があります。また新たなリラクゼーションドリンクという新しいジャンルであるため、更なる市場拡大が出来そうですね。
またその他にも複数のヒット商品を開発しています。なぜI-neはこんなにもヒット商品を出せるのでしょうか?
その理由は、AIを活用したトレンドキャッチ力、事象のインハウスクリエイター(創造作業を行うクリエイター)による企画力にあるようです。
この企画力については、ヒット商品を出しているという実績がありますので、ヒットの大小規模はあると思いますが、今後も魅力的な商品開発が期待できるのでは?とは思っています。
魅力的な商品開発により、売上利益ともに上がっていますが、会社全体の利益率7.14%、当期利益は3.75%と高くはありません。
営業利益は順調に伸びていますが、今後はこちらの改善について注目が必要かなと思います。
キャッシュフローと倒産確率
キャッシュフロ-
営業CF、フリーCFが順調に伸びています。現金資産を順調に伸びています。
倒産確率
直近において、現金・現金等価物が潤沢にあるため倒産リスクはありません。
株価チャート
岸田ショック、マザーズ暴落により2021年末から、株価は急落しています。
一時は6000円の株価でしたが、今は3000円以下です。
企業の成長性、将来性を考える魅力的な位置にいるように見えますね。
配当金
グロース銘柄であるため、配当はありません。
株主優待
優待も現在はありません。
同業種他社のように、今後優待を新設することをあり得るとは思っています。
Twitter、掲示板の反応、口コミ
チャートとしては買いたい形ですが、まだまだPERとしては高すぎる。
新日本製薬とバリエーションを比較している人が多そうです。またシャンプーしか利益に繋がっていないという厳しい声もありました。
まとめ
- 売上、利益は右肩上がり
- 利益率も上がっている
- 魅力的な商品の企画開発力
- 今後の優待新設にも期待
オシャレ系、美容系の商品の企画力また売上も伸びていることから、面白そうな会社だと思います。
ただし、純利益が低いのと直近の相場が悪すぎるので、まだまだ様子見でよいと思います。
昨年IPOした銘柄ですので、適正株価は未知数ですので…